石 小 日 記

　２０２０年度から小学校でもプログラミング学習が必須化されていますが、本校ではScratch（スクラッチ）という教材を使って、１～６年生まで体系的に指導をしています。

　このScratchは、写真にもある通り、ブロック状のコードを組み合わせてプログラムを組んでいく「ビジュアルプログラミング」と呼ばれるものです。今日は４年生の授業でしたが、４年生ともなると、説明されるより先に「先生、ここに『ずっと』が必要ですよね」などと言っている子もいて、全体のスキルの高さにびっくりしました。

　今日は、ランダムに移動する「スニッチ」を、ほうきに乗ったネコを操作して捕まえるというゲームを作っていました。映画『ハリーポッター』のクィディッチの試合みたいなイメージです。プログラミングですから、ちょっとでも間違えるとうまく動かないのですが、子どもたちはお互いに教え合って、今日の作業をきちんと終えることができていました。

　「プログラミングの授業は難しい」という意見もよく聞きますが、よく説明を聞いて、そのブロックの意味を考えながら作業をすることが大事なのだと思いました。

　例えば「先生、どうしてもうまく動きません」とヘルプを出してきた子がいました。ぱっと見て、私もどこにミスがあるのか分かりません。しばらく考えて分かったのが、y座標の数値のマイナスが「全角」だったということでした。先生は「テンキーのマイナスを使ってね」と指示をしていましたが、その子は、おそらくメインキーボードからマイナスを入力し、それが全角となっていたのでしょう。英数字や記号の「全角・半角問題」は難しいですね。まあ、見抜けて良かったです。

　そんな感じで、各学年少しずつスキルアップして、最終的に６年生は卒業までに自作のゲームを作って発表します。今年もその発表が楽しみです。

　さて、PCルームから廊下を見ると、３年生がタブレットを持ってうろちょろしていました。おそらく社会の「防火設備調べ」だろうと思い見に行きました。

　せっかくだからと近くにいた子たちを集めて、廊下にある消火栓のとびらを開けて中を見せました。消火栓はいつも見ているけれど、まさか扉を開けると、消防用のホースが収納されているとは思ってもいないようで、子どもたちは結構びっくりします。毎年それが楽しくて「ジャンジャジャ～ン！」という感じで中を見せるのです。

　というわけで、驚きついでに、ホースの筒先をもってハイポーズ！。

　校長　柏

　本校の支援チーフコーディネーターのＴ先生と、スクールカウンセラー（ＳＣ）のＩ先生で、５年生対象にソーシャルスキルトレーニング（ＳＳＴ）の授業をするということで見に行きました。

　ＳＳＴとは、対人コミュニケーションや社会生活に関するスキルを高めることを目的としたトレーニングで、ゲームやディスカッション、ロールプレイなどを行い、そこで学んだことをフィードバックし、「般化」につなげていきます。（「般化」とは、SSTのトレーニングで学んだスキルを、現実のさまざまな生活場面で使えるように応用することです）

　本日５年生が行ったのは、話し合いのスキルを高めることを目的としたSSTでした。示されたポイントは次の通り。

　①平等にみんなの意見をきく

　②他の人の話も聞き、自分勝手はがまんする

　③命令ではなく、質問やおねがいをする

　④自分の意見をはっきり話す

　⑤反対するときは、理由を言って代わりの意見を出す

　⑥決まったことにもんくを言わない

　子どもたちは出された課題を解決するために、グループごとにお互いの意見に耳を傾け、上手に話し合うことができていました。（課題の内容については、まだ実施していないクラスがありますのでないしょです）

　しかし、上記のポイント、全くもって大人の話し合いの場面にも必要かもしれないなあと思いました。

　さて、一番最後の写真は、休み時間に校長室にて昔の石小の卒業アルバムを見ている子たち。２人ともお母さんが卒業生とのことでしたので、しばし捜索の末、無事に見つけ出しました。

　２冊のうち１冊には、若かりし頃の私が写っています。なんとも、時の流れを感じずにはいられません。

　校長　柏

　師走らしい寒空のもと、本日は水月公園にてマラソン大会でした。

　先日の試走と比べても、どの学年の子どもたちもよく頑張っていました（本番！という雰囲気と、やはり応援がたくさんあるからでしょうね）

　私は各学年の後ろの方の子たちと並走して、周回コース２２周、合計約１１キロ走りましたが、どの学年にもドラマがありました。

　転んでしまったけれど、頑張って最後まで走りきった子もいれば、「絶対に歩かない！」と心に決めて、息をはぁはぁ言わせながら最後まで走りきった子もいました。中でも、試走のとき、走ったり歩いたりしていた６年生の子が「前に校長先生に『自分に合ったペースで走ることが大事だよ』と言われたから、その練習をしてきました！」と言って、この前とは打って変わって、同じペースで、一度も歩かずに走りきったのを見て、本当に嬉しく思いました。

　トップグループは、本当に意地と意地のぶつかり合い、そして最後には自分自身との戦いになります。速い子もゆっくりな子も、等しくゴール目指してよく頑張りました。

　沿道での応援、どうもありがとうございました。PTAの方々の黄色い旗のほか、運動会で使った旗を活用しての「ナイスラン」の応援旗もあり、なかなか寒い日でしたが、それだからこそ応援の温かさを感じた１日でした。

校長　柏

　昨夜から真冬の寒さで、これはなかなかの冷え込みだなあと思っていましたが、今朝子どもたちを迎えるときに、雪がちらほらと舞い始めました。

　登校してくる子どもたちが次から次へと「校長先生！雪が降ってたよ！」と目を輝かせながら。

　能勢町や豊能町から通っている先生方に声をかけると、「自宅前は雪が積もってましたよ」とのこと。

　ほんの２か月前、運動会の練習をしていたころは、まだ猛暑が続いていたはずなんですけどね。

　いずれにせよ、今年の初雪。

　そしてこの寒い中ですが、３年生が「花いっぱいプロジェクト」の水やりをきちんとしてくれていました。いい子たちです。

　今日は午前中市役所に出張だったのですが、市役所のロビーでは「特別支援教育展」が行われていました。展示期間は１２月３日（水）～９日（火）です（平日のみ）。もちろん本校の展示もありますので、お時間がありましたら是非足をお運びください。

　今日から個人懇談期間のため、子どもたちは給食後下校。そして吹奏楽部のメンバーは、午後から体育館にて猛特訓。

　個人懇談は、明日のマラソン大会を挟んで、来週の水曜まで続きます。保護者のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

　校長　柏

　今日は午前中PTAの会議。行事の多い学校ですから、PTAのみなさまには大変お世話になっています。

　学習発表会でお世話になったお礼を申し上げつつ（特にオープニングの注意喚起の動画！）、今度のマラソン大会もよろしくお願いします、それから年が明けたら「新年地域のつどい（とんど）」が……という感じで、次から次にという感じではありますが。本当に感謝です。

　さて、PTAの会議を終えて１階に降りると、１年生がいろんな落ち葉を抱えて教室に戻るところでした。校内で見つけたものだけとのことですが、ほんとに色とりどりの葉っぱが集まっていました。新聞紙に挟んで乾燥させて、図工や生活科で使うとのことです。

　１年生の教室には、以前育てていた朝顔のつるを使ったクリスマスリースがかわいく飾られていました。

　さて、桜並木では、スクールサポートスタッフ（ＳＳＳ）のＭさんと校務員のＩさんが、こちらは掃除として、落ち葉を集めてくださっていました。「集めても集めても落ちてきますからね。なかなか大変ですよ。山の中ならそのまま肥料になるんですけどね～。」と笑顔で。

　掃除の時間になるとＡ先生が、なにやらキラキラした飾りを会議室の机に並べて作業を始めました。それは毎年恒例の、階段の手すりを活用したクリスマスツリーの飾りの準備でした。

　A先生に声をかけられた６年生が、実に楽しそうに飾りつけをしてくれました。

　更に、運動場側にも同じようなクリスマスツリーの飾りつけがあります。こちらもＡ先生がロープを張り、ＳＳＳのＭさんが飾りつけをしてくださいました。

　そのあと、別件で図工室のとびらを開けると、Ａ先生とＳＳＳのＭさんが、５年生が米作りをした時のわらで、しめ縄づくりをする準備をされていました。

　まあそんな感じで、この子どもたちの季節感あふれる学校生活は、いろいろな人のお世話あってのことなんだなあと実感した１日でした。

　校長　柏

　１２月５日（金）に開催されるマラソン大会の準備として、本日は本番と同じコース、同じ距離を試走しました。

　（１年生は、１クラス学級閉鎖になったこともあって、「試走」ではなく、同じコースを歩いて下見をしました）

　水月公園に到着すると、いちょうの木の鮮やかな黄金色が目に入り、１年生の子たちが思わず声をあげていました。

　本番では、１年生は周回コース２周（約１０００ｍ）、２・３年は３周（約１５００ｍ）、４年は４周（約２０００ｍ）、５・６年は５周（約２５００ｍ）を走ります。

　前述の通り、１年生は今日は１周歩いて下見をしました。２年生以上は、本番を想定して、しっかりした走りができていたと思います。

　私は２年生以上の全学年と一緒に走りました（合計約１０ｋｍ）。トップグループが猛烈な勢いで駆け抜けていきますが、その度に紅葉した落ち葉が足元を舞います。ラストスパートをかけて、上気した顔でゴールす子どもたちを応援しつつ、最後尾の子を、励まし、また追い立てる感じで走りました。

　応援だけでなく、コース上で見守りをしてくださった保護者のみなさま、どうもありがとうございました。

　今日はまさに小春日和という感じの暖かい日で、速い子もゆっくりな子もゴールした時には汗がしたたるような陽気でした。金曜日は冷え込むみたいですので、また走り方も変わるかもしれません。いずれにせよ、頑張ってほしいと思います。

　校長　柏

　本日は、アゼリアホールにて行われた池田ロータリークラブ主催のイベント「子どもの未来エキスポ　ふらっとこどもフェス」に吹奏楽部が招待され、演奏を披露しました。本校単独で『学園天国』など４曲を、それから、池田市吹奏楽団とコラボして、『ウルトラソウル』、『世界の国からこんにちは』を演奏しました。そしてイベントの大トリとして、『池田市歌』を池田市吹奏楽団の演奏に合わせて歌いました。

　「初めて聴くねえ」という声が周りから聞こえましたが、私は教育委員会に勤めていたことがあり、役所で毎日聴いていたので何とも懐かしく思いました。子どもたちも上手に歌い上げていました。

　今日はキッチンカーが何台も出ていたり、いくつかの企業のブースや警察、消防のブースもあったりするなど、なかなか盛大なイベントでびっくりしました。池田市吹奏楽団の皆さんとも（ぶっつけ本番だったそうですが）一緒に演奏できて、子どもたちにとってとてもいい経験になりました。

　校長　柏

　本日は「公開研究会」として、本校の日ごろの授業研究の成果を教育関係者向けに発表する日でした。１・２時間目の公開授業は、保護者の授業参観も兼ねておりましたので、たくさんの保護者の方々にも授業を見ていただきました。（普段の授業参観は、なるべく子どもたち全員が活躍できる場を作るということを意識して授業準備をしますが、今日は、学びを深めることが最優先で、保護者のみなさまにとっては、「いつもの参観の雰囲気とは違うなあ」という感じだったかもしれません。）

　今日は外部から２２７名の教育関係者の参加があり、なかなかの大盛況でした。ご参会くださった皆様、特に遠くから足を運んでくださった皆様、どうもありがとうございました。

　本校は今年度「没頭する子ども　～好奇心から語る授業の創造～」というテーマで授業研究を進めて来ました。ホームページでも研究授業があるたびにこまめに情報発信しておりましたので、先生方が教師力を高めるために日々精進していることは感じていただけているかなと思います。今日はある意味その集大成。

　本校は今年度、算数部会、国語部会、情報部会、表現部会、支援教育部会に分かれて授業研究を進めて来ました。今日は、ベテランも若手も等しく授業を公開し、参会者からさまざまなご意見をいただきました。うまくいったことも、うまくいかなかったことも、全て授業力を高めていくための糧となります。「全クラス公開というのはすごいですね」というご意見もあちこちからいただきました。この点について、本校の先生方が本当によく頑張っている証拠だと、胸を張って言いたいと思います。

　ここ数年、公開研究会は半日開催としておりましたが、今年は全日開催。２時間の授業公開に加え、本校前教頭で、現在緑丘小教頭の河合先生の５年生国語の授業、それから関西学院初等部の宗實先生の６年生社会の授業を師範授業として行いました。それからこのお２人の対談、それから京都大学准教授の石井英真先生の講演会を持ちました。子どもが考えを深める良い授業とは何か、それから学習指導要領の改訂のポイントについて、たくさんの示唆をいただきました。

　そのほか、昼休みには吹奏楽部の演奏もあり、本校の子どもたちのいいところを、ギュッと絞り出したような１日だったと思います。保護者のみなさま、ご参会のみなさま、どうもありがとうございました。

　校長　柏

　石橋中学校にて、地域防災の訓練があり、５年生が参加しました。

　中学２年生と小学５年生、それからみつはこども園の年長さんたち、それから地域のみなさまが集まっての訓練で、市役所の防災課や消防署の方々にも来ていただいて、毎年かなり大規模に行います。

　まずは体育館に集まって「釜石の奇跡」と呼ばれる、東日本大震災のエピソードの動画を見ました。ある中学生が自分の判断で避難を呼びかけ、それを見た人々が助け合いながら次々と高台に避難し、たくさんの人々が難を逃れたという有名な話。「自助」「共助」「公助」と呼ばれるうちの「自助」と「共助」が、突然の災害の中で、中学生の判断をきっかけに非常に有効に機能した好事例です。防災訓練を地域を挙げて行うことの目的は、この「自助」と「共助」の意識を高めることで、今日の防災訓練の入り口として、とても参考になりました。

　今日はそのあと、５つのブースに分かれて訓練をしました。

　体育館の中では、「避難所での生活や防災グッズについて」「心肺蘇生法（AEDや胸骨圧迫）について」「身近なもので担架を作る」という３つのブースが、それから屋外では「煙中体験」「消火器の使い方」の2つのブースがありました。

　中でも消火器の使い方は、実際に炎が上がる機器を使っての訓練で、初めて見たのでびっくりしました。

　最後に、地域の方が非常食のごはんを使って、「防災カレー」をふるまってくださいました。これは「ローリングストック法」と呼ばれる、非常食を無駄にせずに入れ替えていくという意味があります。（備蓄倉庫にある非常食は「ごはん」だけとのことですので、ほんとの災害のときにはこのような美味しいカレーが用意されるわけではありません）

　という感じで、子どもたちにとって非常に良い経験になりました。

　さて、集合して帰るよ～というときに、中庭の池の周りに男子が何人も集まって、「落ちそう！」とか「あぶない！」とか「うわ！ぎりぎりセーフ！」とか言っていました。地震や火事に備える以前に、この寒い時期に池に落ちる、そしてそれを救助する、という状況が発生しそうでひやひやしました（もちろん注意しています）。

　校長　柏

　昨日に続いて、登校のときに児童会による赤い羽根募金が行われました。

　昨日募金した子がたくさんいたので、今朝はどうかな、と思ったのですが、けっこうたくさんの子たちが募金をしてくれました。

　そして昼休みに、会議室（校長室）にて集計作業を行いました。いつも遊びに来る子たちにテーブル越しに遠巻きに見つめられながら作業をしました。（お金を触るのは児童会のメンバーだけということで）

　子どもたちの数えた金額なので誤差があるかもしれませんが、総額は18,753円とのことです。ご協力ありがとうございました。

　さて、マラソン大会が来週金曜日、その試走が来週火曜日に迫っています。今日は久しぶりに業間マラソンが実施となり、１・３・５年生が８分間走をしました。今日は見学している子に撮影をお願いしたのですが、私を含め何人もの先生方が頑張っていっしょに走っているのが写っていましたので、写真はそれらを中心に選びました。

　続いて３時間目には、４年生が体育でマラソンの練習（１０分間走）をするということで、走る前に先生から走る姿勢についてのレクチャーを受けていました。前回は腕の振りについてのレクチャーがありましたので、毎回ポイントを絞って、ただ走るのではなく、フォームを意識した走りを目指して学んでいるという感じです。おかげで私も子どもたちと一緒に、フォームを意識していいペースで走ることができました。

　校長　柏