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石 小 日 記

吹奏楽部は、全国小学生バンドフェスティバル(10/25 新潟市)において
おかげさまで2年連続の金賞を受賞いたしました。
ご支援、どうもありがとうございました。

情報の時間

  • 2年お話の作者になろう 6年SST 6年遠近法を使って描こう

    公開日
    2025/12/22
    更新日
    2025/12/22

    情報の時間

     今朝、門のところで子どもたちを迎えていると、「校長先生、M-1は見た?」「たくろう、面白かった!」「池田出身のヤーレンズ、残念!」などと言ってくる子が。さすがは漫才の本場、大阪育ちの子たちです。一気に年末という感じがしてきました。いよいよ明後日が終業式。たくさんの思い出が詰まった、濃厚な2学期が終わろうとしてます。

     1時間目の終わりごろに2年生の教室の前を通ると、何人かの子たちが窓の外を指さしています。見ると北西の空に大きな虹がかかっていました。


     さて、基本的にどの学年も2学期に学ぶ範囲の学習は終わっているのですが、2年生の教室に行くと、「お話の作しゃになろう」ということで、思考ツールを使ってお話の構成を考えて、それをもとにお話づくりをするという授業をしていました。

     ワークシートには、「だいめい」「はじめ(木のみをさがしに行った)」「中(できごと→気もちがかわる)」「おわり(木のみをもってかえる)」とありますので、この設定を土台に、子どもたちは物語を紡いでいっているのですね。見るとさし絵をとても上手に描いている子もいます。イメージがどんどんわいてきて、「たくさん書いたよ!」と言っている子もいました。子どもたちの想像力・創造力はすごいですね。それを引き出すために思考ツールを活用しているという、これまでの情報の学習のひとつのまとめの形だなあと思いました。


     6年生の教室に行くと、A先生が「遠近法を使って風景画を描く」授業をしていました。これは去年の6年生も取り組んでいましたが、心に残った風景を、きちんと消失点を意識して、陰影をつけながらデッサンしていくというものです。遠近法が分かれば、描写力は一気に上がります。また、算数の作図にも役に立ちます(算数の作図が、遠近法の役に立つ、が正しいかもしれませんが)。冬休みに、モチーフとなる写真を撮ってきて、それをもとに3学期に制作していくとのこと。どんな作品が仕上がるのか、とても楽しみです。

     授業中なのに、なぜかサンタ帽を当たり前のようにかぶっている子が何人もいて、なんとも微笑ましく思いました。これもこの時期ならではのこと。


     6年生の別のクラスに行くと、通級指導担当のS先生がSST(ソーシャルスキルトレーニング)の授業をしていました。無人島に持っていくとしたら何がいいか、それはどういう理由なのかをグループごとにディスカッションして、班の意見としてまとめていきます。

     実のところお題そのものはそれほど大事ではなくて、自分の意見をきちんと相手に伝えること、相手の意見に耳を傾けること、それから、話し合って決めたことを受け入れること、それらを経験的に学ぶことが今日の授業のテーマでした。大阪の子なので、ちょっととぼけた面白いことも言いつつ、みんなきちんと話し合うことができていました。


     下校時刻になると、学期末名物、「大荷物を抱えた小学生」があちこちに。「明日楽をするために、今日がんばって持って帰ります!」と言っていましたが、それにしても大変!

     「ランドセルに全部結び付けたので、両手はばっちり空いてます!」と、誇らしげに言っている子も。


     校長 柏

  • 4年 プログラミング、それから3年 防火設備調べ

    公開日
    2025/12/09
    更新日
    2025/12/09

    情報の時間

     2020年度から小学校でもプログラミング学習が必須化されていますが、本校ではScratch(スクラッチ)という教材を使って、1~6年生まで体系的に指導をしています。

     このScratchは、写真にもある通り、ブロック状のコードを組み合わせてプログラムを組んでいく「ビジュアルプログラミング」と呼ばれるものです。今日は4年生の授業でしたが、4年生ともなると、説明されるより先に「先生、ここに『ずっと』が必要ですよね」などと言っている子もいて、全体のスキルの高さにびっくりしました。


     今日は、ランダムに移動する「スニッチ」を、ほうきに乗ったネコを操作して捕まえるというゲームを作っていました。映画『ハリーポッター』のクィディッチの試合みたいなイメージです。プログラミングですから、ちょっとでも間違えるとうまく動かないのですが、子どもたちはお互いに教え合って、今日の作業をきちんと終えることができていました。

     「プログラミングの授業は難しい」という意見もよく聞きますが、よく説明を聞いて、そのブロックの意味を考えながら作業をすることが大事なのだと思いました。


     例えば「先生、どうしてもうまく動きません」とヘルプを出してきた子がいました。ぱっと見て、私もどこにミスがあるのか分かりません。しばらく考えて分かったのが、y座標の数値のマイナスが「全角」だったということでした。先生は「テンキーのマイナスを使ってね」と指示をしていましたが、その子は、おそらくメインキーボードからマイナスを入力し、それが全角となっていたのでしょう。英数字や記号の「全角・半角問題」は難しいですね。まあ、見抜けて良かったです。


     そんな感じで、各学年少しずつスキルアップして、最終的に6年生は卒業までに自作のゲームを作って発表します。今年もその発表が楽しみです。


     さて、PCルームから廊下を見ると、3年生がタブレットを持ってうろちょろしていました。おそらく社会の「防火設備調べ」だろうと思い見に行きました。

     せっかくだからと近くにいた子たちを集めて、廊下にある消火栓のとびらを開けて中を見せました。消火栓はいつも見ているけれど、まさか扉を開けると、消防用のホースが収納されているとは思ってもいないようで、子どもたちは結構びっくりします。毎年それが楽しくて「ジャンジャジャ~ン!」という感じで中を見せるのです。

     というわけで、驚きついでに、ホースの筒先をもってハイポーズ!。


     校長 柏



  • 公開研究会

    公開日
    2025/11/29
    更新日
    2025/11/29

    情報の時間

     本日は「公開研究会」として、本校の日ごろの授業研究の成果を教育関係者向けに発表する日でした。1・2時間目の公開授業は、保護者の授業参観も兼ねておりましたので、たくさんの保護者の方々にも授業を見ていただきました。(普段の授業参観は、なるべく子どもたち全員が活躍できる場を作るということを意識して授業準備をしますが、今日は、学びを深めることが最優先で、保護者のみなさまにとっては、「いつもの参観の雰囲気とは違うなあ」という感じだったかもしれません。)

     今日は外部から227名の教育関係者の参加があり、なかなかの大盛況でした。ご参会くださった皆様、特に遠くから足を運んでくださった皆様、どうもありがとうございました。


     本校は今年度「没頭する子ども ~好奇心から語る授業の創造~」というテーマで授業研究を進めて来ました。ホームページでも研究授業があるたびにこまめに情報発信しておりましたので、先生方が教師力を高めるために日々精進していることは感じていただけているかなと思います。今日はある意味その集大成。

     本校は今年度、算数部会、国語部会、情報部会、表現部会、支援教育部会に分かれて授業研究を進めて来ました。今日は、ベテランも若手も等しく授業を公開し、参会者からさまざまなご意見をいただきました。うまくいったことも、うまくいかなかったことも、全て授業力を高めていくための糧となります。「全クラス公開というのはすごいですね」というご意見もあちこちからいただきました。この点について、本校の先生方が本当によく頑張っている証拠だと、胸を張って言いたいと思います。


     ここ数年、公開研究会は半日開催としておりましたが、今年は全日開催。2時間の授業公開に加え、本校前教頭で、現在緑丘小教頭の河合先生の5年生国語の授業、それから関西学院初等部の宗實先生の6年生社会の授業を師範授業として行いました。それからこのお2人の対談、それから京都大学准教授の石井英真先生の講演会を持ちました。子どもが考えを深める良い授業とは何か、それから学習指導要領の改訂のポイントについて、たくさんの示唆をいただきました。


     そのほか、昼休みには吹奏楽部の演奏もあり、本校の子どもたちのいいところを、ギュッと絞り出したような1日だったと思います。保護者のみなさま、ご参会のみなさま、どうもありがとうございました。


     校長 柏

  • 情報の時間 2年「行ってみたい場所発表会」 5年「プレゼン王決定戦」

    公開日
    2025/11/19
    更新日
    2025/11/19

    情報の時間

     学期末が近づいてきて、情報の時間もまとめの時期に入っています。

     まずは2年生。「行ってみたい場所発表会」ということで、以前意見交流をしていた内容の発表会をしていました。

     ①私の行ってみたい場所は〜です。

     ②その場所は〜ところです。

     ③どうしてその場所を選んだかと言うと〜からです。

     ④行ったら〜したいと思います。

     という形式で発表します。私が見たときには、不死王閣(市内の温泉ホテル)とか、「月」とか、「おばけの出るトンネル」とか、「タイ」などなど、自分が選んだ場所について、写真を示しながらみんな上手に発表していました。形を示すことで、発表することが得意な子はより上手に、苦手な子も形に沿って発表することでうまく発表することができます。その成功体験はとても大事なことだと思いました。


     次に見たのは5年生「プレゼン王決定戦」ということで、すでにグループごとに発表を終え、それぞれのグループから選ばれた代表の子が「プレゼン王」を競い合う場面でした。聞いている子たちのタブレットを見れば、以下の5つの観点で、50点満点で得点をつけています。

     ◯テーマがはっきりしていたか

     ◯具体例や理由は分かりやすかったか

     ◯声の大きさやスピードは聞きやすかったか

     ◯順序や説明は分かりやすかったか

     ◯スライドは見やすかったか


     テーマは「ジブリ映画の素晴らしさと魅力」や「Twiceの魅力について」、「犬を飼うことについて」「恐竜の魅力」「宿題がゲーム感覚でできる?」など、2年生とは違って形にはめず、それぞれが考えた話し方で、写真などの資料の使い方を工夫して話していました。


     ちょうど低学年と高学年を連続で見たので、それぞれの発達段階でしっかりと考えることができているのを感じました。


     さて、6年生は、マラソン大会に向けてグランド10周を走っていました。本番は2.5kmですから、それでもまだ半分の距離です。がんばってね〜って感じです。

     それから、3年生が学年閉鎖になっていますので、「花いっぱいプロジェクト」の花々に水をやる当番の子たちが来ていません。おまけに、3人の担任の先生のうち、2人が発熱のためお休み。

     というわけで、ひとり残った担任の先生が孤軍奮闘水やりを頑張っていました。「水やりしてるから、みんな安心してね〜」とのことです。


     校長 柏

  • 4年情報の時間 おまつりをALTにおすすめしよう  それから学習発表会直前!

    公開日
    2025/11/10
    更新日
    2025/11/10

    情報の時間

     本校は今年度、情報の時間として、思考ツールの使い方を土台に、各学年で実践を重ねてきました。

     最初は思考ツールの使い方を学ぶことに主眼を置いてきましたが、2学期も終わりが近づいてきて、もはや先生に指示された思考ツールを使うのではなく、状況によって何をどのように使って思考を深めるのかを自ら考える、という段階に入ってきました。


     今日は4年生の授業を見に行きましたが、「おまつりの ①みどころ ②たべもの ③でんとう・思い にふれながら、ALTにおすすめしよう!」ということで、それぞれがお祭りについて調べ、どのように伝えたらよいかを考えるという作業をしていました。

     面白かったのは、「思考ツール」を必ず1つ以上使うという指示が出ており、子どもたちを見て回ると、クラゲチャートを使っている子もいれば、ピラミッドチャートやフィッシュボーン図を使っている子もいて、この授業の目的が、思考ツールの活用から、思考ツールという「道具」を使って思考を深める、という段階に入っていることを強く感じたことです。

     また、ネットを使って調べている子もいれば、百科事典などの本を使っている子もいて、情報をどこから集めるかという点でも面白い授業でした。

     秋田の竿燈まつりや、大阪の天神祭り、京都の時代まつりなどの全国的に有名なお祭りを調べている子もいれば、がんがら火祭りや石橋まつりという地元のお祭りについて調べている子もいました。フィリピン出身のALTに何をどのように伝えるのかを、それぞれが、それぞれの形でまとめていきます。今後の展開が何とも楽しみです。

     よく見ると、ひとりピーターパンが混じっています。(自前の)衣装を着けて、短剣も持って、もう完全にピーターパン!


     ということで、今週末はいよいよ学習発表会。まず明後日水曜日は児童鑑賞日、そして土曜日は保護者鑑賞日、ということで、2度の本番を迎えます。

     写真は、5年生と2年生の練習のようす。

     2年生は『じごくのそうべえ』という、もともと上方落語のお話。そのため、べたべたの関西弁で物語は進みます。(それがまたかわいいのです)

     5年生は木曜日に連合音楽会に出場しますので、おそらく緊張感もずいぶん高まっていることと思います。本校の元校長のF先生の指導も入り、学校代表にふさわしい雰囲気になってきました。


     インフルエンザが猛威を振るい始めていますが(1年生は先週末から今日まで学級閉鎖でした)、なんとか乗り切って本番を迎えたいと思っています。


     校長 柏


  • 3年 消防署見学、2年情報の時間 行ってみたいところは?

    公開日
    2025/11/05
    更新日
    2025/11/05

    情報の時間

     3年生は社会科で消防について学びます。今日は池田の消防署まで歩いて見学に行きました。

     担任の先生方は、40mのはしご車にも乗せてもらったそうです。池田市内を一望できてすごかったとのこと。

     私もかつて担任をしていた時に乗せてもらったことがありますが、下から見るのと上から見るのとでは大違い。40mとは、実はとんでもない高さです。また風もあって微妙に揺れますので、私は情けないことに、救助どころか、自分のことで精いっぱい!という感じでした。消防士とはすごい仕事だと思いました。

     子どもたちは、消防車のさまざまな説明を聞いたり、救急車の中を見せてもらったり、しっかりと学ぶことができました。

     (個人的には、3年前に職場で倒れて救急搬送されたことがあるのですが、その時に池田の救急隊には大変お世話になりました。子どもたちの乗っている救急車がその時のものである可能性もあって、ちょっと感慨深いものがあります。池田の救急隊には、心から感謝しているのです。)


     その後、教室を見に行くと、見学して学んだことを「フィッシュボーン図」を使ってまとめる作業をしていました。

     ○車について  ○訓練について  ○仕事について  ○その他気づいたこと という項目にどんどん記入していっているところでした。


     2年生の情報の時間では、「行ってみたい場所」ということで、「なぜなにシート」を使って考えをまとめる作業をしていました。

     行ってみたい場所はバラエティに富んでいて、ゲームやアニメの世界というのがいくつかあったほか、

     ○東京タワー  ○天国  ○大阪万博(1970年)  ○雲の上  ○青森県  ○福岡県  ○ふしおうかく(市内の温泉ホテル)  ○タイ  などなどいろいろと挙がりました。

     個人的には、1970年生まれですから、前の大阪万博というのがとても気になりました。あと、「りんごが好きだから青森県に行きたい」というのも何ともかわいいものだと思いました。確かに青森で食べたりんごはとびきりおいしかったよ、とその子に話したら、とても嬉しそうでした。


     最後に何人かが発表して、来週は全員が発表しますと告知がありました。今日はまず3人が発表しましたが、思考ツールで基本の形ができていますので、とても上手に発表できていました。


     校長 柏

  • 2年国語「お手紙」 それからハロウィンなんだか、劇の準備なんだか

    公開日
    2025/10/31
    更新日
    2025/10/31

    情報の時間

     PTAの市民ボール大会の開会式を終えていったん帰校して(市民ボール大会については別途書きます)、2年生の教室にふらっと入ると、ちょうど「お手紙」の授業をしていました。それも、クライマックスの、かえるくんが送った手紙の内容をがまくんに話す場面です。まさに、昨日の研究授業後の講演で、二瓶先生から教わった場面。なんとタイムリーなことかと思い、そのまま授業を見せてもらいました。


     「ベン図」を使い、がまくんとかえるくんの気持ちについて、そして2人に共通することについて考えていきます。

     グループごとに意見交流をしながらまとめていましたが、「がまくんは、手紙をもらってうれしかった」と言うと「でも、まだ届いていないから、『手紙の内ようを聞いてうれしかった』だよ」という話も聞こえて、かしこい子たちだなあと思いました。前の前の時間には、突然「しなくちゃいけないことがあるんだ」と帰ってしまったときの、2人の心のすれ違いにも触れていたようで、その時の板書も電子黒板で表示しながら意見を交わしていました。電子黒板とは実に便利なものです。


     意見を交流しながら、一つ一つの表現と向き合い、「確かな感想」に近づいて行っていることを感じる良い授業でした。


     さて、今日はハロウィン。今年もすでに仮装で登校している子がいました。

     4年生の教室に行くと、ハロウィンの仮装をしながら何か作業をしています。聞くと、劇の小道具づくりをしているとのこと。

     目についたものを指さして、「これは?」と聞くと、「ハロウィンです。」「じゃ、これは?」と聞くと、「これは劇です。」みたいな感じで、なかなかのカオスでした。


     校長 柏

  • 研究授業 4年国語「友情のかべ新聞」 それから5年生 幼稚園との交流

    公開日
    2025/10/30
    更新日
    2025/10/30

    情報の時間

     本日は4年生国語の研究授業。『友情のかべ新聞』という、昨年度初めて教科書に掲載されたばかりの新しい教材です。

     東君と西君は、あらゆる面で好みも意見も合わず、ケンカばかりしています。この2人が結末には仲良くなるのですが、いったい2人の間に何があったのかを、いわば推理小説的に、ちりばめられた伏線を次々に回収しながら真相に迫っていきます。

     今日は、かべ新聞づくりを通して、2人にどんな変化があったのかを考える、という授業でした。どの場面で2人の関係が回復したのかを尋ねると、木曜日説と火曜日説が出ました。一般的には木曜日説が分かりやすい解釈ではありますが、火曜日説もなかなか捨てがたい。そもそも、お互いに叙述をもとに意見を言っていましたので、その意見の対立さえもとても意味のあることで、なかなか面白い展開だなあと思いました。


     さて、本日の研究授業の講師は、桃山学院大学の二瓶弘之教授です。長らく東京の筑波大付属小に勤められていた、国語教育を牽引してきた方です。昨年度はごんぎつねの授業をもとに物語を読むということについてお話を伺いましたが、今回はこの『友情の~』に加え、2年生教材の『お手紙』を使って学びを深めました。

     物語文の学習は、1回読んだだけでは読めていない言葉があるから、言葉の裏側の隠された意味について、言葉と言葉のつながりについて、一人ではなく、仲間と読んでいくことが大切であること、「出会いの感想」から、読みを深めたあとの「確かな感想」につなげていく中で、子どもたちは作品から人生を学んでいく、そういう授業づくりをしなければならないということなどなど、改めて多くのことを学ばされました。


     『お手紙』は2年生教材ではありますが、読みを深めていくと、大人もうならされる表現がちりばめられています。今日学んだことをもとに、6年生ぐらいでもう一度子どもたちと読み返してみたら面白いだろうなと思いました。


     話は変わって、3枚目の写真は、石橋文化幼稚園と5年生の交流のようす。クイズなどを楽しんだあと、一緒に給食をいただきました。

     余談ですが、石橋文化幼稚園の職員の方に私の昔の教え子(担任ではなく隣のクラスでしたが)がいて、個人的にはうれしい再会となりました。成長はやはり喜びです。


     校長 柏

  • 5年 ピラミッドチャートを使って(担任の先生の「職業」について)

    公開日
    2025/10/03
    更新日
    2025/10/03

    情報の時間

     5年生のクラスに行くと、ピラミッドチャートを使って「担任の先生に向いている職業を考える」という授業をしていました。

     ピラミッドチャートの下段から、「事実・具体例」→「そこから分かること」→「主張・自分の考え」というように考えをまとめていきます。


     子どもたちの書き込んでいるものを見て回ると、子どもたちと担任の先生の関係がとても温かいものであることを感じました。それから、先生のことをよく知っている。

     「優しい」とか「子ども思い」という、教師冥利に尽きる言葉が並んでいたり、「トランペットが吹ける」とか、「手話ができる」とか、「水泳が得意」とか、おそらく授業の合間に聞いたことのある、先生の得意なものがいくつも挙げられていたりしました。

     あと、「お酒が好き」とか、「人と関わるのが好きそう」とか、「面白い」とか、「頭の回転がはやい」とか、「話を聞いてくれると落ち着く」とか「人を元気にしてくれる」とか。まあほんとに、子どもたちからの信頼が厚い。


     で、「向いている職業」は、保育士とか、看護師とか、居酒屋の店員のほか、トランペット奏者、水泳選手、お笑い芸人、手話通訳などが並びました。面白いのが「お化け屋敷の脅かすキャスト」と書いている男の子がいました。見ると、下段には「声がでかい」「圧が強い」などと書いていて、それはそれで面白いというか、微笑ましいというか。


     最後にご本人に「一番印象に残ったものは?」とお尋ねすると、「『高知県で地域支援をするひと』というのがあって驚きました」とのこと。この先生は高知県出身なのですが、望郷の念を織り交ぜた話を時おり子どもたちにしているのでしょうね。


     小学校の担任は、単に授業をする、勉強を教えるというだけでなく、一緒に生活をすることそのものが仕事だと私は思っています。ときには優しく、時には厳しく(圧もかけつつ)、子どもたちと日々を送る。そういう意味で、1時間の授業に、いろいろなものを垣間見ることのできるいい授業だったと思いました。


     校長 柏

  • 研究授業 6年算数 円の面積

    公開日
    2025/10/02
    更新日
    2025/10/02

    情報の時間

     6年生の算数の研究授業。円の面積の応用の学習です。


     写真にある通り、今日のメインは正方形の中に扇形が対角にある図形。色のついたラグビーボールのような部分の面積を求めます。(子どもたちは、配布した図形が黄色かったこともあり、「オムレツみたい」と言っていました。赤でケチャップを書き込んでいる子もいました。実に石小っ子です。)

     考えたこと、分かったことが自然に共有できる雰囲気のクラスで、思いついたこんな考え、あんな考えを周りと共有しながら、ときどき「あ、そうか!」とか「おぉ!」という声が上がっていました。

     タブレットに電子黒板は非常に便利で、子どもたちが書いたノートをタブレットで写真に撮って、電子黒板に映し、それをもとに電子黒板に書き込みながら考え方の共有ができます。この辺り、私が担任していた時代とは隔世の感があります。


     「できる知識」「わかる知識」という考え方があります。本校の教育実践の土台となる考え方なのですが、料理に例えるなら前者はレシピをもとにその料理が作れるようになること、後者は素材や調味料が変わっても、これまでの経験を生かしておいしい料理を作れるようになること、という感じかなと私は解釈しています。そういう意味で、今回は正方形や円の面積をもとに、「おいしい料理」を考える授業だったかなと思いました。


     運動会の練習でしっかり体を動かした直後の算数の研究授業でしたが、体も動かし、頭もしっかりはたからせることができました。


     校長 柏